福島第1原発:     東電の放射線計測の仕方不適切 規制委員会が指導

画像
                                 

 福島第1原発のタンク汚染水漏えい問題で、東京電力がタンクで「毎時1800ミリシーベルト」の放射線量を計測したと発表したことに批判が相次いでいる。極めて高い線量との印象を受けるが、実際には、計測した放射線は、透過力が弱く簡単に防御できるベータ線がほとんどで、強い透過力のガンマ線と区別せず合算値として発表した。専門家は「誤解を招く」と指摘、原子力規制委員会は測定の指導に乗り出した。
 「シーベルト」は放射線の人体への影響を表す単位で、値が高いほど影響も大きいとされる。

 東電は8月31日深夜、H3と呼ばれるエリアのタンクのうち、1カ所で毎時約1800ミリシーベルトを計測したと発表した。

 タンク内の水は、ガンマ線を出す放射性セシウムを取り除く処理をした後の水で、ストロンチウムなどベータ線を出す放射性物質が多く含まれている。ベータ線は飛距離が短い上に、厚さ数ミリのアルミ板などで簡単に 遮蔽 (しゃへい) できる。皮膚や眼への影響があり管理が必要だが、人体への影響は限定的だ。

 東電は、高い線量が測れる「電離箱式サーベイメーター」という測定器を使ってタンク表面などを計測し、多くのケースでベータ線とガンマ線の合算値を発表していた。

 日本原子力研究開発機構の 大石哲也 (おおいし・てつや) 技術主幹は「国内外の人が驚いた。ベータ線とガンマ線では防護の仕方や線量限度が大きく異なる。合算は論外だ」と話す。

 合算値の発表は以前から行われ、原子力規制委員会の 田中俊一 (たなか・しゅんいち) 委員長は8月21日の記者会見で「まったく別のものを一緒にしているということで、まずいのではないか」と疑問を呈していた。だが区別は徹底されず、東電は今月3日にも同じタンクの再測定で2200ミリシーベルトの合算値を原子力規制庁に報告。規制庁はガンマ線のみを追加測定するよう東電に指示した。

 田中氏は5日の定例会合で「まともなデータが出てこない。国際的に大混乱を来している」と厳しく批判。規制委は放射線の計測に専門的な知識を持つ人材を現場に派遣し、東電の指導に乗り出した。

(共同通信)
転載終わり                                                                                    しっかりせーよ! しっかりっ!                               

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック