シリア情勢:  シリア、米の攻撃への備えを進める 市街地で兵士配備強化

転載はじめ

ウォール・ストリート・ジャーナル 9月3日(火)11時47分配信



 【ダマスカス】シリアのアサド政権は、米国による軍事攻撃が先延ばしされる見込みとなったにもかかわらず、首都ダマスカスへの攻撃に備えて市民に避難を促す一方、兵士を人のいなくなったアパートに配置するなどし、攻撃への備えを進めている。また、攻撃された場合には報復する考えをあらためて表明した。

 シリアの高官は2日、米国などによる攻撃があれば、シリア軍とこれを支援するレバノンの イスラム教 シーア派 武装組織 ヒズボラ が、報復のため地中海に展開する米軍艦をまず攻撃する、と語った。

 シリア議会メンバーでアサド大統領の側近、Khaled Abboud氏はウォール・ストリート・ジャーナル紙に対して、ヒズボラはレジスタンスだとし、「このレジスタンスと軍隊は今や一体だ。ヒズボラは地中海の軍艦を標的にした作戦でシリアを支援する」と述べた。

 シリア政府は、ダマスカス近郊の軍事基地から離れるよう住民に警告。一方で、軍隊は軍事施設と政府オフィスがあるダマスカスの住宅地区で初めてとみられる展開を始めた。ダマスカスの北にある町Mouadhamiyat al-Qalamounの住民によると、軍隊は1日、この周辺にある主要基地が米攻撃の標的になる公算が大きいとして、避難するよう住民に求めた。

 住民によると、ダマスカスのファーソーサ、マルキ、メッゼの各地区では、軍隊が人のいなくなったアパートに入り込んだ。あるアパートの管理人は、軍が1日にやって来て、空いている部屋のドアを開けるよう命じたと述べた。アパートの住民の多くは2年以上にわたる内戦の間にダマスカスを退去している。

 軍隊は、治安当局や外務省などの政府オフィスがあるファーソーサ地区での検問所も強化した。装甲車や対空砲を備えたトラックが交差点や路地などに配備されている。

 一方、政府支持勢力は「over our dead bodies(同胞の屍を乗り越えて)」と銘打った運動を開始。メンバーによると、米軍の攻撃対象になりそうな地域にテントを張って座り込むことなどが計画されているという。彼らは2日、政府軍が反政府勢力に対して重砲やロケット砲を使った、ダマスカスを見下ろすカシオン山でテントを張り始めた。
 ここでは数十人が、シリアや外国メディアのカメラの前でシリア国旗や「シリアから手を引け」などと書いたプラカードを振り回した。大学生のアリ・ハビブ氏(20)は「われわれは恐れていない。われわれは報復を約束する」とし、「われわれは大学をあきらめ、戦争に向かう」と強調した。

 一方、米軍は巡航ミサイルを搭載した駆逐艦5隻と数百人の海兵隊員を乗せた強襲揚陸艦1隻を地中海に展開し、シリア攻撃に備えている。

 ヒズボラの指導者ハッサン・ナスララ師は米国の主張に対して公のコメントをしていない。米国は、アサド政権同様にイランの支援をうけているヒズボラをテロ組織とみなしている。ヒズボラは今年、シリア軍がダマスカス周辺など中部シリア地域やホムスを反政府勢力の手から奪還するのに手助けをした。専門家によると、ヒズボラとシリア軍は長距離ミサイルを持っているという。

 Khaled Abboud氏はシリアの当局者と同様、8月に化学兵器を使ったのは反政府勢力だと主張。オバマ大統領が攻撃の前に議会の承認を得ると決めたのは「行き詰まった」証拠と強調した。

  転載おわり                                                                       アサド大統領は イスラム教の (シーア派の分派とされる) アラウィ派 です 

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